自分に合ったFXの取引手法
FXには数多くの手法があり、それぞれ効果や利益幅が違います。
ここでは、次の4つの手法について説明していきます。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
1.スキャルピング
スキャルピングとは、数秒から数分でエントリーから決済まで行う超短期売買のことです。
スキャルピングの言葉の意味は、アメリカインディアンが行っていた ”頭の皮を薄く剥ぐ” という意味で、スカル(頭蓋骨)からきた言葉です。
市場から薄い利益を剥ぎ取ることをイメージしたものです。
相場は一定期間一定方向に動く習性があります。
トレードの手法として、「一定方向に動く最小の時間単位で利益を薄く確実にもぎ取ろう」というのがスキャルピングです。
実際には、数秒~数分間の取引となり、デイトレードのトレード期間を最小化したものといって良いでしょう。
2.デイトレード
デイトレードとは、エントリーから決済までを1日以内に行う短期売買のことです。
超短期売買のスキャルピングは、高いレバレッジで1回に数ポイント(pips)の利益を目指し、1日に数十回繰り返しトレードするようなトレードですが、デイトレードの場合、1回のトレードで数十ポイント(pips)~100ポイント(pips)程度の利ざやを目標に、1日数回取引するスタイルを指します。
デイトレードは一日で取引を完結させて、ポジションをゼロにして終わるのが基本ですが、これは、寝る前に損益を確定して、寝ている間の相場変動の影響を受けないためです。
3.スイングトレード
スイングトレードとは、エントリーから決済まで数日間の中期的売買のことです。
トレードの期間は、相場によって、また見ている足の長さによって変わってきます。
取引期間としては中期的なトレードであり、FXではレバレッジを5倍~10倍程度で取引されることが多いです。
初心者の方は、最初はレバレッジを3倍~最大でも5倍程度に抑えると良いでしょう。
4.ポジショントレード
スイングトレードとは、エントリーから決済まで数週間の長期的売買のことです。
レバレッジは1倍~5倍程度以下になり、頻繁に取引するわけではないので、日頃、相場をあまり見ることができない人に最適です。
比較的大きなトレンドで利益を出すため、基本的にはテクニカル分析を重視するものの、ファンダメンタル分析も大切になります。
単純に為替差益だけではなく、スワップ金利も利益にすることができます。
1回の売買で、数100ポイント(pips)~1000ポイント(pips)以上の利益が目標です。
まとめ
まずは実際にトレードをしてみて、自分のライフスタイルや環境に合った取引を行なってみましょう。
世の中にはFXで大儲けをした人もたくさんいますが、それぞれ手法は異なっています。
絶対に勝てるといった手法は今のところ存在していませんが、自分に適した手法が見つかれば勝率も大幅に上がってきます。
その中で、色々な手法を試してみてください。自分に合った手法が見つかるはずです。
様々な取引手法を経験して自分に合ったトレード手法を見つけよう!