【これがすべて!!】FXや株などの投資で一番大切なのはリスク管理

FXや株などの全ての投資において大切なのはリスク管理

すべての投資で最も大切なことと言っても過言ではないリスク管理について書いていきます。

まず、投資を行う上で知っておいてほしいこととして、「リスクが全くない投資は存在しない」ということがあります。

株式投資を行うのであれば、株式を買った会社がつぶれてしまうと投資したお金は0になってしまいます。

不動産投資であれば、空室が続いてしまうと投資したお金を取り戻すことはできません。

このようにFX以外の投資でもリスクは存在し、リスクが存在することはFXも例外ではありません。

まずは、FXというのは投資であり、投資には基本的にリスクがついてきてしまうということを理解してFXに取り組むようにしましょう。

ここからは具体的なFXのリスクを4つ紹介していきます。

  • 為替変動リスク
  • 金利変動リスク
  • 流動性リスク
  • ロスカットリスク

FXでのリスクを回避するためには、まずリスクを理解するということが必要です。

FXを始める前にしっかりとFXのリスクについて理解しておきましょう。

1.為替変動リスク

「為替変動リスク」は、FX初心者の方でも理解している人が多いリスクでFXを行う上では避けることのできないリスクです。

しかし、FXでの損失のほとんどがこの「為替変動リスク」によるものといっても過言はありません。

そもそも、FXというのは為替変動を利用して利益を生み出す投資です。

そのため、為替が思った通りに動いた場合は利益を出せますが逆に思った通りに為替が動かなければ損失となります。

また、地震などの天災やテロ、紛争などによって為替が大きく動くリスクなども存在します。

さらに、この時に大きなレバレッジをかけているとさらに損失が多くなってしまいます。

特にレバレッジをかけすぎた結果、大きな損失を出したという方が非常に多いので十分に注意しましょう。

2.金利変動リスク

これはスワップポイント(FXで通貨の金利差を利用して稼ぐこと)を利用して稼ごうと考えている人が注意しなければならないリスクです。

日々為替が変動し続けているというのは皆さんもご存知だと思います。
実は、金利も日々変化しています。

そのため、気づいたら「スワップポイントのもらえる量が減っている」「金利差が逆転して逆にスワップポイントを払わなければならない」となってしまうというリスクが存在します。

FXでスワップポイント狙いであれば、あまり為替の動きを見ておく必要もなく長期にわたって外貨を保有しておくということになります。

そのため、時間を空けてFX口座を見るとスワップポイントで稼いでいるはずが、損失が出ているということが起こってしまうリスクがあります。

3.流動性リスク

「流動性リスク」は日本円やユーロ、米ドルなどとは異なり、流通量の少ないNZドルや豪ドルなどの通貨でFX取引を行う場合に出てくるリスクです。

流通量が少ない通貨で取引を行っていると、持っている通貨を決済したくても買ってくれる人がいなくて決済できずに損失が増えていくこともあります。

また、流通量の多い通貨であってもテロや紛争などで一時的に流通量が減少してしまうというリスクも存在します。

4.ロスカットリスク

ロスカットというのは、ある一定以上の損失が出そうになった場合に強制的に決済をしてしまうという仕組みです。

本来、ロスカットはFXによるリスクを抑えるための仕組みなのですが、これにもリスクが存在しています。

FXでは、その後どんなに利益が出る見込みがあろうとも一度ロスカットの基準となる線を越えてしまうと強制的に決済されてしまいます。

そのため、FX取引を行っており一瞬ロスカットの基準を下回るような価格になってしまうと強制的にロスカットとなり、その時点で損失が確定されてしまいます。

誰でもできるリスク管理

ここまではFXにどのようなリスクが存在するかというのを説明してきました。

ここからはFXのリスクをどのようにしたら避けることができるのかということを説明していきます。

ここで紹介する内容でFXのすべてのリスクを回避できるわけではないですが、FXで大きな失敗をするといったリスクは回避することができます。

適切なレバレッジ

レバレッジは一見すると、持っているお金以上の金額のトレードを行うことができ、まとめて多くの金額を稼ぐことができるありがたいシステムです。

しかし、一気に稼ぐことができる分だけ一気に損をするというリスクもあります。

レバレッジを高くしすぎてしまい、何百万円ものお金を一気に失うという失敗をしたトレーダーはとても多くいます。

逆に、このレバレッジの設定をきちんと自分で基準を作り、無理のないレバレッジで取引を行うことで大きなリスクを防ぐことが可能となります。

そのため、FXのレバレッジはきちんと自分が無理なく取引ができる基準を作り、それに従って取引を続けるようにしてリスク管理をしましょう。

逆指値注文の設定

トレード中に損失が出ている時に、見切りをつけて決済してしまうことを損切りと言います。

この損切りを予め設定しておいたレートで自動決済を行う注文方法のことを「逆指値注文」と言います。

FXで逆指値注文をしておくことによって、システムの問題で決済ができなくなったりという時に大きな損失が出るリスクを抑えることができます。

また、逆指値注文をしておらず自分で決済をする場合ですと、本来損切りをするつもりであったレートになって、「またレートが戻るかもしれないから、もう少し様子を見よう」と損切りを延長するということがなくなり、損失が大きくなるというリスクも防ぐことができます。

この逆指値注文もその前のレバレッジと同様自分で決めた基準に従い行うということがリスクを回避するうえでとても大切になってきます。

取引量の多い通貨ペアでトレード

これは主に「流動性リスク」を回避する方法です。

流動性リスクを回避するために、最も簡単な方法は日本円、ユーロ、米ドル等取引量の多い通貨でFX取引を行うことです。

また、取引量の多い通貨は比較的為替の変化が緩やかなので大きな損失が出るリスクも比較的少なくてすみます。

しかし、「スワップポイントで稼ぎたい」という場合や「為替変化の大きな通貨でFX取引をしたい」という場合は取引量の少ない通貨ペアでFX取引を行うことあると思います。

その時は、流動性リスクがあることを理解した上でFX取引を行うことによってトラブルがあった際も落ち着いて対処することができるようになります。

そのため、リスクを取ってFX取引をするという際もリスクについてはきちんと頭に入れてFX取引を行うようにしましょう。

しかし、どれだけ今回紹介したようなリスク管理を行っても完全にリスクをゼロにするということはできません。

ただ、現在の取引にはどんなリスクがあるかというのを考えて今回紹介したようなリスク管理を行っていくことで、リスクを減らすということはできます。

今回紹介したリスクについて理解した上で「大金を目指してリスクを負って取引をするか」、「安全に取引を行うのか」ということを自分の中で考えて取引を行うようにしましょう。

適切なレバレッジでの取引や損切りの設定など、リスク管理をしっかり行い、どんどん利益を増やそう!