【2020年最新版】国内FXと海外FXの違い(比較表)
これからFX始めたいけど、国内FXと海外FXはなにが違うんだろう‥と思っていませんか?
でも海外FXはなんとなく恐そう‥そんなイメージがあるかもしれません。
確かに、同じFXでも国内と海外では大きく異なるところがあり、ポイントや注意点をチェックせずにいきなり始めたら、失敗する可能性も高いでしょう。
しかし、あらかじめ国内FXと海外FXの違いを知っておけば、また海外FXならではの特徴を理解しておけば、しっかりと対応して取引を楽しむことができます。
この記事ではそんな国内FXと海外FXの違いを詳しく解説していますので、是非参考にしてください。
まずは取引方式やレバレッジなど、国内FXと海外FX、双方の仕様の比較表を作成してみましたので、こちらをチェックしてみてください。
国内FX | 海外FX | |
取引方式 | DD方式 | NDD方式 |
取引プラットフォーム | 業者独自のプラットフォーム | MT4(MetaTrader4) |
レバレッジ | ~25倍 | ~3000倍 |
スプレッド | 0.2〜0.5pips | 1~2pips |
ロスカット水準 | 50~100% | 0~50% |
追加証拠金・ゼロカット | あり/なし | なし/あり |
約定力 | スリッページやリクオートが起こりやすい | スリッページやリクオートが起こりにくい |
ボーナス・キャンペーン | 5000円キャッシュバックなど普通 | 入金100%ボーナスなど豪華 |
信託保全 | 義務化されている | 義務化されていない |
税金 | 申告分離課税 | 総合課税 |
国内FX業者と海外FX業者の主な違い
主に次の10項目が国内と海外のFX業者で違いがあります。
それぞれの項目について、詳しく解説していきます。
- 取引方式
- 取引プラットフォーム
- レバレッジ
- スプレッド
- ロスカット水準
- 追加証拠金・ゼロカット
- 約定力
- ボーナス・キャンペーン
- 信託保全
- 税金
取引方式
取引方式は、国内FXがDD方式を、海外FXがNDD方式をそれぞれ採用しています。DD方式とNDD方式の違いは、トレーダーと為替市場の間に業者ディーラーが介入するか、しないかです。
まずDD方式は、相対取引(OTC取引)とも呼ばれており、こちらはトレーダーと為替市場の間に業者ディーラーが介入します。
そして業者はトレーダーの注文の一部を呑んで決済(反対売買)し、トレーダーと利益相反する形で取引を進めていきます。
一方、NDD方式は、インターバンク市場直結の取引方式であり、トレーダーと為替市場の間に業者ディーラーは介入しません。
この場合、業者はトレーダーの注文をそのままインターバンク市場に流し、STP方式やECN方式を通じて市場における直接売買によって取引を成立させていきます。
取引プラットフォーム
取引プラットフォームはトレードの基盤となる枠組みのことですが、これについて国内FXは各業者が独自のプラットフォームを採用し、海外FXはほとんどの業者がMT4(MetaTrader4)を採用しています。
プラットフォーム一つ一つの違いを説明し出すと収拾がつかなくなりますが、ここで抑えておきたいポイントは、国内FXでは業者ごとにプラットフォーム違っているが、海外FXではほぼMT4(MetaTrader4)で統一されているということです。
従って、国内FXの場合は、業者を変えるごとに新たなプラットフォームのルールや設定方法に慣れる必要がありますが、海外FXの場合は、業者を変えても滞りなく取引を再開することができます。
レバレッジ
レバレッジに関しては、国内FXと海外FXで違いが歴然としています。
国内FXは最大で25倍までですが、海外FXは最大で~3000倍とハイレバ取引が可能です。
ずばり、国内FXより海外FXのほうが、より少ない証拠金で大きな金額の取引ができることを意味しています。
レバレッジが小さいと取引金額の多くを自分で負担しなければなりませんが、レバレッジが大きいと自己資金は少なくて済みます。
従って、少ないお金で大きな取引が行えるようにする資金効率に関しては、国内FXより海外FXの方が有利だといえるでしょう。
スプレッド
スプレッドは売値と買値の差額であり、FXでは実質的な手数料になります。
このスプレッドについて、国内FXは0.2~0.5pips、海外FXが1~2pipsとなっており、国内FXのほうがスプレッドが狭い状況です。
海外FXも昔に比べるとスプレッドは狭くなりましたが、それでもまだまだ国内FXの低水準には及びません。
従って、取引回数が多くなる場合は、手数料が安い国内FXが有利かもしれません。
ただし、国内FXでスプレッドを狭くできるのは、スリッページやレートずらし、リクオートなど、ディーラーの操作によって、スプレッド以外の方法でも利益が上げられるからです。
そうしたスプレッド以外で発生するロスを含めて考えた場合、国内FXのスプレッドを含めたトレードコストは必ずしも格安とはいえないことを覚えておきましょう。
一方、海外FXはスプレッドを主な収益源としており、この部分は国内FXより割高ですが、その分、スリッページやリクオートなどが起きづらいシステムを採用しています。
ロスカット水準
ロスカット水準は、口座内の純資産(証拠金+含み損益)が必要証拠金の何割になったら強制ロスカットするかという基準のことですが、このロスカット水準について、国内FXは50~100%、海外FXは0~50%となっています。
この水準設定の違いから分かるのは、海外FXより国内FXの方が、早く強制ロスカットされやすいということです。
海外FXのロスカット水準なら、残高が必要証拠金の半分以下になってもまだロスカットされませんが、国内FXだと、半分どころか100%を切った時点でロスカットされてしまう可能性があります。
言い換えれば、資産に余裕がない状態での国内FX取引は難しいということです。
追加証拠金・ゼロカット
追加証拠金とは、マイナス残高に陥ったとき、マイナス分の証拠金を追加入金すること、ゼロカットとは、損失のマイナス分を業者が補填してチャラにしてくれるサービスのことです。
この二つにおいて、国内FXと海外FXは対照的な違いを見せています。
追加証拠金については、国内FXが「あり」、海外FXが「なし」、ゼロカットについては、国内FXが「なし」、海外FXが「あり」となっています。
つまり、国内FXではマイナス残高なっても業者による補填は行われず、マイナスの損失分をトレーダーが自分で補填しなけれればなりませんが、海外FXではゼロカットが採用されているため、マイナス残高の損失分は業者が補填をし、トレーダーはマイナスの損失は負わなくていいということです。
出資金に関しては責任を負う必要がありますが、それ以上のマイナス分は自分で補填しなくていいので、海外FXの場合は、損失を恐れずハイレバ・ハイリターンの取引を積極的に行うことができます。
一方、国内FXはゼロカットシステムがないため、海外FXに比べて借金を背負いやすいといえるでしょう。
約定力
約定力は、トレーダーの注文を正確に処理して約定する力のことを言いますが、これに関しては、国内FXより海外FXの方が圧倒的に高いです。
その理由は、海外FXがトレーダーの注文を直接インターバンク市場に流す、NDD方式を採用しているからです。
NDD方式の下では、FX業者とトレーダーは常に同じ方向を向いていて利益相反にはならず、トレーダーが儲かればFX業者も儲かるシステムになっているため、FX業者の側では、トレーダーを少しでも多く勝たせるため約定力を向上させようとする動機が働きます。
一方、国内FXは業者とトレーダーが利益相反するDD方式を採用しているため、約定力を向上させたいという動機は働きにくいばかりか、逆にスリッページやリクオートなど約定力を低下させる操作が行われやすい環境にあります。そういうわけで、約定力については海外FXのほうが断然有利です。
ボーナス・キャンペーン
ボーナス・キャンペーンは、各FX業者がユーザーに付与するポイントや特典のことですが、これについては国内FXも海外FXもそれぞれ、独自のボーナス・キャンペーンを提供しています。
ただし、内容の豪華さからすると、海外FXの方がグレードが高いといえるでしょう。
なぜなら、国内FXでは5000円キャッシュバックのようなキャンペーンがあっても、キャッシュバックを受けるための条件が付されており、簡単に受け取れない仕組みになっていますが、海外FXの場合は、新規口座開設しただけでボーナス1万円付与、口座に入金しただけで100%分のボーナス付与など、ボーナスを受け取るためのハードルがとても低く、しかも内容が豪華で充実しています。
実際のボーナス・キャンペーンは業者によって異なりますが、総じて、国内FXより海外FXの方が質は高いです。
信託保全
信託保全は、FX業者が倒産した際、トレーダーの資産を保護する措置のことですが、これについて国内FXは信託保全を行っている一方、海外FXは信託保全を行っていません。
その理由は、国内FXでは信託保全が義務付けられていますが、海外FXでは義務付けられていないからです。
そのため、業者が倒産した場合の損失リスクは、海外FXの方が大きいといえるでしょう。
ただし、海外FXも信託保全の義務はありませんが、代わりに業者と顧客の資産を別々に管理する、いわゆる分別管理を行っています。
もちろんこれでトレーダーの資産の安全性が確立されるわけではありませんが、トレーダーの資産と業者の資産はきちんと分けて管理されます。
税金
FXの税金については、国内FXと海外FXで適用されている制度が異なります。国内FXは申告分離課税が適用されており、税率は一律20%、個人で3年、法人は9年の損益通算が可能、給与所得と分けて計算する仕組みで、税金の計算が早くできるという特徴があります。
一方、海外FXは総合課税の累進課税が適用されており、FXを含めて全ての収入を合算する必要があり、税率は利益額に応じて多ければ多いほど高まり、少なければ少ないほど低くなる仕組みです。
海外FXでは国内FXのように損益通算と損失の繰越はできません。
確定申告が必要になる所得はどちらも同じで、給与所得がある場合は20万円以上、給与所得がない場合は38万円以上となっています。
税制面でどちらが有利になるか、一概には言えませんが、一般的には損益通算や損失繰越ができる国内FXの方が節税しやすいと言われています。
ただし海外FXもトレードにかかった経費は計上できるため、経費を上手く使いながら節税できるでしょう。
【まとめ】リスクを最小限にとどめ大きく稼ぐなら海外FXがおすすめ!
国内FXと海外FXの違いを比較してきましたが、両者の違いで最も顕著なのは、レバレッジ、ゼロカット、ボーナスの3つです。
先述したとおり、国内FXはレバレッジ25倍なのに対して、海外FXは最大で3000倍。
ゼロカットは国内FXが「無」であるのに対して、海外FXは「有」。ボーナスは新規口座開設キャンペーンや入金100%ボーナスがあるなど、海外FXの方が内容が充実しているという状況にあります。
こうした違いから言えるのは、FXトレードでリスクを最小限に留めながら大きく稼ぎたい人には、国内FXより海外FXの方がおすすめだということです。
海外FXなら、ハイレバレッジを掛けて少ない資金で大きな金額の取引が出来ますし、マイナス残高分を補填してくれるゼロカットシステムがあるため、大損を心配せずに積極的なトレードを行うことができます。
なお、海外FXには様々な業者がありますが、特におすすめなのは日本人No.1人気のXM TRADINGです。
XM TRADINGはハイレバや約定率などスペックが高くてサービス・対応もいいなどトータルバランスに優れ、充実したボーナスと日本語サポートの下で、かなり自由度の高いトレードを行うことができます。
FXビギナーにも自信を持っておすすめできますので、ぜひ検討してみてください。