FXで負けないために必要な経済指標
「経済指標」・・・FXをやっていたら必ず知っていなければならない事の一つです。
初めは慣れないかもしれませんが、これを知らないとFXで勝ち続けることはできませんので是非覚えてください。
「経済指標 FX」とGoogleなどで検索すると数多くの経済指標が出てきます。
しかし、その全てを覚える必要はありません。今回紹介する経済指標を最低限覚えていただければ大丈夫です。
では、さっそくご紹介していきます。
今回はたくさんある経済指標の中から超重要な米国指標を3つピックアップして書いていきます。
やはりドルは世界の基軸通貨であり、世界経済の中心であるアメリカの指標はどの通貨を扱うにしても要チェックです。
他の通貨ペアに与える影響も大きいので、かなり重要な指標です。
1.米国雇用統計
重要度★★★★★(MAX)
これは通貨の価格変動に一番影響を与える指標と言ってもいいでしょう。
内容は理解しなくても構いませんので、この経済指標は超重要だと覚えておいてください。
最初はこの雇用統計についてとりあげます。
この指標は下記の時間に発表されます。
【日本時間の毎月第一金曜日】
- 夏時間は午後9時30分
- 冬時間は午後10時30分
雇用統計は1つの指標ではなく全部で10項目以上の指標をまとめて「雇用統計」と言います。
【10項目のうち大切な指標】
- 非農業部門雇用者数
- 失業率
この二つになります!
雇用統計で世界中のトレーダーが注目している指標です。
前月と比べて、増えているか・減っているか、また事前の予想に対してどうなのかという点に注目してみてください。
とにかくこの雇用統計、発表前後にものすごく動く傾向があります。
発表後、5分程度で50pipsや100pipsは軽く動くこともあるくらいです。
それだけ動くので、雇用統計前にはポジションを整理する投資家も多いです。
「お祭り」と表現されることもある雇用統計。
皆さんも慣れるまでは雇用統計発表前にポジションを整理をしたり為替ニュースを開いたりして、雇用統計に備えてください。
初めての方はポジションを持たずに一度通貨の動きを見てみるといいでしょう。
米国雇用統計前はポジションを持たずに値動きを見てみよう!
2.米国FOMC政策金利発表
重要度★★★★☆
次に取り上げるのは「米FOMC政策金利発表」です。
よく「FOMC」と略されます。
こちらも通貨変動に与える影響が大きいので、ぜひ覚えましょう。
「連邦公開市場委員会」というものなのですが、日本で言う「日銀金融政策決定会合」にあたるものです。
FOMCは約6週ごとに年に8回、ワシントンの理事会議室で1~2日間、開催されています。
発表時間は、以下の通りです。
【開催最終日】
- 夏時間は午前3時15分
- 冬時間は午前4時15分
FOMCでは米地区連銀景況報告(ベージュブック)を元にマネーサプライの調整や金利・為替レートの誘導についての方針が決まります。
ただ、FOMCの大事なのは結果ではなくて、声明文なんです。
このFOMCの声明文の発表内容によってはトレンドが一気に変わってしまう可能性もあります。
時間から言って、おそらく皆さん寝てる時間でしょうからFOMCがある日もポジションの整理や手仕舞いをしてから寝るようにしてください。
朝起きるとロスカットされているかもしれません…。
3.米国GDP
重要度★★★★☆
その国の経済成長率を表す、『GDP』
これは聞いたことがあると思います。
日本でも度々ニュースに取り上げられる国内総生産のことで、もちろんアメリカにもあります。
GDPには、「名目GDP」(期間内の経済活動水準を市場価格で評価)と「実質GDP」(名目GDPから物価の価格の影響を除いたもの)とありますが、発表されるのは「実質GDP」です。
米国GDPの発表時期は以下の通りです。
【4月・7月・10月・1月の下旬頃】
- 夏時間は午後9時30分
- 冬時間は午後10時30分
速報値(4月)→改定値(5月)→確定値(6月)といった感じで1ヶ月ごとに発表されていくのですが、重要視されるのは速報値です。
一番大きく動くのも速報値の発表といわれています。
逆を言えば、改定値・確定値の発表のときは、指標が発表されてもそれほど大きな影響はないでしょう。
しかし、影響がないといっても、事前予想と大きく違う結果がでれば、為替相場にも大きな影響がでます。
なので、改定値・確定値発表時でも、予想と発表内容はしっかりチェックしていきましょう。
ということで、FXをするに当たって重要な経済指標を3つ紹介させていただきました。
指標はたくさんありますが、本当に知ってい泣けばいけないものはそれほど多くありません。
トレードする通貨によっては、これ以外にも重要な指標がたくさんありますが、まずはこれらの指標に注意してトレードをしてみてください。
急激な値動きが発生した場合は、経済指標が発表された可能性があります。
その都度、自分で調べるようにするとどの指標が市場に影響を与えているのか覚えていくことができます。
トレードする際は是非経済指標にも注意して見てください。
重要な経済指標発表前後はスプレッドも大きくなるため、値動きが落ち着いてからエントリーしよう!