【必ず理解しよう!】FXでよく聞くチャートとは

FX取引に必要なチャートとは

FX取引をしていると、必ず耳にする「チャート」と言う言葉が有りますが、チャートとはどういう意味なのでしょうか?

辞書で「チャート」について調べると以下のように紹介されています。

  • 1 海図。また、航空用の地図。
  • 2 図表。グラフ。「フローチャート」「ヒットチャート」
  • 3 カルテのこと。また、病歴。
  • 4 株式などの相場の動向をグラフに表したもの。テクニカル分析に使う。罫線表。足取り表。罫線(けいせん)。

FXや為替、それに株などの取引の場合において、「チャート」とは4の意味になります。

つまり、為替相場の動きをグラフ化して、表示させる事により、視覚的に日々の値動きを見ることを可能にしたものだと思ってください。

FX取引において為替チャートは、テクニカル分析をする上で無くてはならないものになっています。

特に相場を数学的立場から分析し動きを予想・解析する場合に使われます。

トレーダーから、「ドル円チャート」や「ユーロ円チャート」「原油チャート」「日経平均チャート」などと言う表現を聞くことが有りますが、これは「ドル円チャート」で有ればアメリカドルと円の値動きを示したグラフ、「ユーロ円チャート」ならば欧州の通貨であるユーロと円の値動きを示したグラフを意味します。

チャートの種類

一般的に使われるチャートの種類として、「バーチャート」「ラインチャート」「ローソク足チャート」「平均足チャート」などが有り、ローソク足チャートは日本生まれのチャートですが、世界のプロトレーダーかの多くが使っているチャートとなっています。

FXチャートは主に4種類のタイプが有ります。

時間周期概要
日中足(にっちゅうあし)1日よりも短い周期でローソク足1本のチャートを形成しているもの。
5分足・10分足・1時間足・4時間足など。
日足(ひあし)1日分の値動きをローソク足1本として計算しチャートを形成しているもの。
週足(しゅうあし)1週間分の値動きをローソク足1本として計算しチャートを形成しているもの。
月足(つきあし)1ヶ月分の値動きをローソク足1本として計算しチャートを形成しているもの。

値動きを時間別に区切りを入れる事によって、1本のローソク足を作るための時間(期間)が異なります。

チャートは、時間で足の形状や「相場が上がっているのか下がっているのか」が全く違って見えます。

それぞれの足には、それぞれの見方が存在しているので、トレーダーの多くは1つの足だけでは無く、複数の足を見て取引を行っている場合が多いです。

FX取引のスタイルによってチャートを上手く使い分けをして見る事で、「現在の相場が他のトレーダーの目にはどのように見られているのか?」を把握しやすくなります。

また、チャートの見方は人それぞれ異なりますが、基本的な使い方を知る事で更に現在の相場状況を知る手がかりとする事ができます。

実際の「ローソク足」チャート

実際のドル円の日足(ひあし)チャートを題材にして、チャートの見方を覚えていきましょう。

上のローソク足チャートをご覧ください。まず、右に(Y軸)「107.210~115.070」と言う風に数字が確認できると思います。

この数字は通貨の価格の目盛りになっています。この場合はドル円チャートですから、「米ドルが1ドル何円か?」の目盛りとなっています。

次に下(X軸)には日付が書き込まれている事が分かると思います。

その日付に注目してみると、右に行くほど日付が進んでいる事が分かります。つまり、「チャートは右に行くほど最新の値動き」と言う事です。

続いて、中身に注目してみると、緑色の線に囲まれた黒と白の棒のようなものが有ります。

これがローソク足と呼ばれるものです。

このローソク足の動きに注目してください。

107.210の目盛りの近くまで下落した後、115.070の辺りまで上昇している事が分かります。これが「値動き」を表しています。

つまり、米ドルが1ドル107.210円の価値になった後に、1ドル115.070円まで上昇して、現在は113.546円になっていると言う事が分かります。

このようにチャートを見る事によって過去の値動きや今後の値動きを予想することができます。

様々なチャートの種類がありますが、世界でメジャーとなっている「ローソク足」チャートを使用しましょう。

これに様々なインジケーターを追加することで、より今後の値動きを予想しやすくなります。

チャートは「ローソク足」を使おう!